トルコ旅行

「カッパドキア」
ー最終篇ー





さて、いよいよ旅の最終日です。

この日も又、
もしかして今日こそは気球に乗れるかも・・・と期待しつつ
５時前に起床し、スタンバイです。

とは言え、連日４時半だの５時起きはしんどかったわ〜。
(*^^)v

そして

この日はフロントから中止の電話が無かったので、取敢えず行ってみると
他にも数人の参加者たちが、既に集合していて
予定通り迎えの車が来たので現地へ・・・。

ところが

先日と同じ場所で寒い中を又も１時間以上待っていたのに
（その間、風船を飛ばして風の強さや流れを見たりしていたよ）




「皆さん、こちらに集まって下さい。」
今日も霧と風の向きの関係で飛べません。」

「やっぱりね〜。」
とシャンパパと顔を見合わせていたら・・・

「でも、
ここから３０分ほど離れた別の場所に移動すれば、
もしかしたら飛べるかもしれません。」

えぇ〜〜〜っ？

そりゃあ、気球には乗りたいのは山々だけど
き、きゅうにそんな事言われても〜
帰りの飛行機に間に合うの〜？。

で、シャンパパがその責任者に
私たちの午後のフライトに間に合うかと聞くと

大丈夫・・・との事で、行ってみる事にしたの。
ここまで来たら、もう乗りかかった（風）船だもんね〜。
(*^^)v

参加者は３分の１に減って、約１０名です。
皆さん、それぞれスケジュールが決まっているからね。

でもって
結局飛べたのよ〜！
v(≧∇≦)v イェェ〜イ♪


　　





　　



わぁ〜〜〜い、飛んだ、飛んだ〜〜〜！






さて・・・皆さんもきっと、
「一度は気球に乗ってみたいけど、ちょっと怖い。」
と思っているんじゃないかな〜。

実はこの私も、何を隠そう“高所恐怖症”なんだよね。

我家の７階のベランダからだって
下を見ただけで足元がザワザワする位だもの。

でもね
気球は楽しいよ〜。


　　


　　






この日もお天気がイマイチすっきりしなかったので
写真写りが良く無いのがとっても残念なんだけど

本当に素晴しい眺めなの〜。
全く揺れもしないし、まるでピーターパンになったみたいだよ。








　　



操縦士さんが、大きな岩の前まで来ると
わざと一瞬ぶつかりそうな感じにしておいて（危険なほどではないよ）

ふわ〜っと上に上がったりね。
まるで、タイタニック号！
ホントに楽しいんだから〜。


そして、私たちの気球の下には
↓こうして着地点に合わせて車が付いて来ているんだよ。






約１時間飛行して、無事に着地です。


　　






無事の着地を祝して、シャンペンで乾杯です。
そして、全員に気球に乗ったという「証明書」を授与してくれました。
(*^^)v


この気球ツアーは、一人２万円位するんだけど
でもね、

とりわけ冬は、
今回のように、取敢えず毎日のように準備をしても

この１２月は２０日過ぎだというのに、この日でたったの５回目なんだって。

車の送迎や昼食やお茶の準備
焚き火まで用意したりと、大変なのにね。

だから、決して高く無いと思ったわ。

皆さんも、是非！
チャンスが有ったら気球に乗ってみて。

じぇったいに後悔なんかしないよ〜。




こうして無事にホテルに戻り、
いつものガイドさんが空港まで送ってくれたんだけど

最初の日から何となく気になっていたこのイケメンガイドさん




ふっとした瞬間に、
何故か不安そうに、トルコの魔よけのお土産として売られている
目玉のブレスレットを握り締めているので

何か有ったのかと空港までの道々、シャンパパが聞くと

実は、彼はこの２月からトルコの徴兵制度で
１年半、軍隊に入らなければならなくなったんだって〜。

それがとても不安で怖いらしいの。

彼はね

「ボクはこの生まれ育ったカッパドキアが大好きなので
このまま一生ここに住み続けたいと思っている。

ここでは月に５万円有れば
贅沢は出来ないけど、普通に暮らしていけるし
ボクはそれで満足している。

ガイドの資格はここだけでは無くて
トルコ中のを持っているから、仕事には困りません。」

なんて、先日もドライブの途中で話していたんだよね。

でも
この徴兵制度は誰も逃れられないんだって。

そして
「行けばほんの僅かの給料も出るけど
出来るものなら、こっちが払ってでも行きたくない。」
だって〜。

今でもこういう徴兵制度は沢山の国に有るし
ましてや
トルコのお隣は「イラン」だものね。

徴兵制度なんてイラン・・・てな訳には行かないよね。

なんて、ダジャレなんて言ってる場合じゃないわね〜。




そして、無事にチェックインを済ませ
正にこれから飛行機に乗り込もうとした時に

突然、
ゲートの前に何人かの中年トルコ人男性が
敷物を敷いたと思ったら、お祈りが始まっちゃったのよ〜。
入り口をしっかり塞ぐような感じでね。
＼(◎o◎)／！

これには驚いたわさ〜。

トルコでは一日に５回、このお祈りタイムが有るのだけど
まさか、皆が飛行機に今から乗り込もうって時に
入り口を塞ぐように並んでお祈りなんてね〜。



シャンパパに
「ところで、彼らはいつも何処に向かってお祈りしているの？」

「それはメッカでしょ。」

「メッカがどの方向か、どうして皆何処に居てもすぐに分るのかな。
方向音痴の私じゃ、全然違う方を向いてお祈りしちゃいそうだわね。」
って言ったら、大笑いされちゃった。



という訳で、今回のトルコ旅行ですが

念願の気球にも乗れたし、
洞窟ホテルも素晴しかったんだけど

でもね
冬のトルコはほぼ毎日雨・・・。

それでも今回も私たちはお陰様で殆ど雨には降られなかったものの
毎日どんより〜。

旅の楽しさは、やっぱりお天気に大きく左右されるよね。





冬のトルコ旅行には激安ツアーが沢山有るみたいだけど
いつか皆さんがトルコに行くなら

多少た〜きぃ（Ｔｕｒｋｅｙ）くても、他の季節にね〜。

く・・・くるしい〜〜〜！

終り