「河津桜」


〜陶芸教室の仲間と一泊旅行〜



今の陶芸教室に変わってから、まだ丁度一年ほどなのだけど・・・。

皆さん、とっても仲良しで
良く一緒にお食事会をしたり、自宅に気軽に呼んで下さったりと
とっても良い雰囲気なの。



今回はこの陶芸教室の社長さんの別荘が「河津」に有って
皆に「河津桜」を見に一泊で来ませんか?
とのお誘いが教室で有って

社長の奥様を含めて10名で、電車で出かける事になったの。

社長さんは全員のシーツなど、荷物を積んで、
前日から車で先に行って、待っていてくれるんだって。
ご夫婦共、ホントに親切で面倒見がいいの。




そんな訳で・・・

2月20日(日)〜21日(月)の1泊2日で
「河津桜」を見に行く事になったの。



シャンディとブランディは
20日は日曜なので、シャンパパが面倒を見てくれるという事だし、
21日はマイケルママが
ブランディのシャンプー兼シャンディの面倒も
一緒に見てくれる事になりました。



さて、
その出発の20日朝の事・・・。


前日の天気予報では今日から晴れの筈なのに
朝からずっと小雨模様・・・。

主人が
「〇っちゃんは晴れ女の筈なのに、まだ雨止まないよ。
ヘンだね〜。」

「東京は雨でも、河津は絶対晴れるわよ。」
と言いながらも、一抹の不安が・・・。

ちゃんと晴れてくれるかな〜。




待ち合わせは、自宅から車で10分の
〇〇駅に10時20分という事で
のんびり8時に起き、出かける準備をしていたの。

シャンディもブランディも朝から何となく落ち着かない様子・・・。
きっと
私が出かける事を、何となく察知しているのね〜。

そして、そろそろ出かけようかと思った時に
ブランディがウン〇・・・。

急いでトイレットペーパーで取って
トイレに流した途端・・・。

ゴボゴボ・・ゴボゴボ・・・。



「ちょっとちょっと〜、又なの〜?
よりによって、この時間が無い時に〜。」

前回「大阪・神戸旅行」の時にも
出発間際にトイレが詰って
危うく飛行機に乗り遅れるとこだったのよね〜。

慌ててベランダに置いてある道具を持ってきて
「シュポシュポ・・・」

直ったと思うと、まだ「ゴボゴボ・・・」

ああ〜、又今回の旅も何か起こりそうな、イヤな予感・・・。

時間ギリギリまでシュポシュポし、
後はパパに任せて出かける事にしたの。

「良い子にしててね〜。」








無事に全員集合し、「いざ、河津へ・・・」



電車の中では皆「修学旅行」気分・・・。

ワイワイと楽しく食べたり飲んだり、しゃべったり〜。


             
    ↑これ誰や〜!


さてさて・・・。

「海が見えたよ〜!」
の声に、皆一斉に窓側に・・・。
「綺麗〜!」

お天気も晴れて来た〜!
やっぱり「晴れ女」でしょ?
(^_-)vブイブイッ


    






今日はまず伊豆の最南端「下田」を少し観光してから「河津」に戻る・・・
という事になったの。


急に決まった為に
ちゃんと観光するには時間が中途半端だったので

古い町並みが今も残る「ペリーロード」
を散策する事にしました。


「ペリーロード」
1854年3月、神奈川において日米和親条約が締結されて下田が開港場となると
ペリー艦隊が次々と入港してきた。
この道はペリー一行が行列した小路といわれ、ペリーロードと名付けられた。


     


可愛いお店が沢山有りましたよ〜。
こんな「骨董や」さんも・・・。


  


   


このすぐ側の海は・・・。
こんな感じだよ〜。


    


ちょっと近辺を散策してみました。

なまこ壁」の家もチラホラ・・・。
(平たい瓦を竹釘で打ちつけて並べ、瓦と瓦の間の目地を漆喰でな まこのような形に盛り上げた壁のこと。
江戸時代の初め、武家屋敷の長屋や長屋門の壁に使われたのが始まりと言われている。)



    





さて・・・。
いよいよ「河津」に向かいます。


河津駅に着いてみると
それはすごい人出〜!

お花見はゆっくり翌日する事にして、スーパーで今夜のお夕食の買出しです。





メインは社長さんが昨日の内にさばいておいてくれた
新鮮な「お刺身」が沢山有るという事で・・・。

簡単なサラダなどを作る事になりました。

さすが主婦の集まり、皆さんとっても手早くて
あっという間に出来上がりました。

新参者の私は側でウロウロしていただけ・・・。
^_^;

その結果が、これだよ〜。

ジャ〜〜〜ン!






社長さんが裁いてくれた「お刺身」も
そりゃもう、新鮮でメチャうま〜!
それに他のお料理も、全部とっても美味しかったわ〜。




ところでこの別荘・・・。

ホントに凄いの〜。

まず「温泉ね」。

お風呂場の中は広くて、窓から河津桜の並木が一望出来るんだよ〜。
お湯も程よい温度に調節されて流れてきていて
お肌もスベスベになった感じだし、
とっても気持ち良かったわ〜。

でもね〜、
この温泉を引いているだけで、月に2万円もかかるんだって〜!
凄いよね〜。

あっ、そうそう、ついでに翌日の朝食も貼っとくね。

この「アジの開き」も美味しかったし、
何と
「カニ汁」まで出たんだよ〜。
どれもとっても美味しかったわ。


   


それからお部屋もね
一階にはベッドルーム、そしてお手洗い
リビングルームも広くて、カラオケセットまで揃っているし
これまた広いベランダからの眺めも最高!

そして二階はというと
広い和室が続きで二部屋、ツインのベッドルームが一部屋
そして
私が使わせて頂いたシングルルームも二部屋

それとお手洗いが有るんだよ〜。




ここで、ちょっと急ぎます。


では・・・翌日ゆっくり散策した
今回の旅のメイン・・・「河津桜」です。





    


メジロが沢山いたんだけど
動き回るから、ピントが合った頃にはいないのよ〜。
やっと撮れた二枚・・・。

    


   


ちょっと「番外編」も〜。
このワンちゃん、「営業部長」なんだって。
とっても大人しくて可愛いのだけど
ちょっと可哀想な気も〜・・・。

  


この後、駅前で美味しい「お蕎麦」も食べて
1時54分だかの「伊豆急」に乗って帰る事になったの。


ホントに慌しくも楽しくて美味しかった旅も
こうして何事も無く、無事に終わる予定でした。

ところが・・・。

駅に着くと、切符売り場がメチャ混雑していたものだから

幹事役をして下さったKさんが主体になって
皆の分のチケットを
手際よく三人で手分けして並んで買って来てくれたり・・・

と、ここまでは良かったの。



その時・・・
切符を買ってくれている三人を待っていた私達に

見知らぬおじさんが
「ホントに酷い話ですよ〜。
こっちが確かめたのに大丈夫だって言うから降りたのに・・・」

と、いきなり話しかけて来たの。

皆、最初は彼が何を言っているのか分らなくて
ちょっと行っちゃってるのかな〜・・・と思った位だったの。

そこへ
Kさんが戻ってきて

「ねぇ、大変よ。どうする〜?
電車が信号機の故障でこの駅で止まっちゃってて、動かないんだって。
いつ回復するか、今の処、目処も立たないんだって〜。」


「えぇぇぇ〜!
だって、今切符を買ったんでしょ?
どこにもそんな事書いていないし、説明も無いじゃないの〜!」

と言っているところに、暫くしてアナウンスが・・・

「ただ今、信号機の故障で電車は運休しております。
大変ご迷惑をお掛けしますが
運転の目処は今のところ立っておりません。」



その後、追い討ちをかけるように・・・。

どうやら信号機の故障だけでは無く、
レールにヒビが入っているらしく、修理に何時間かかるか分らない。

との情報が・・・。

皆「えぇぇぇ〜?」


イライラした客たちが駅員さんに詰め寄る一幕も・・・。
しかし
いくら駅員に詰め寄ったところで電車が動くわけじゃなし〜

それよか
皆でどうするのがベストかと
駅に貼ってあった地図を見ながら相談したのだけど


ここ「河津」ではバス等の他の交通手段が全く無いようで
結局
タクシーで「伊東」まで行くしか無いのでは・・・
という事に・・・。

後は、もう一泊するか、
このまま何時運行するとも分らない電車を待つしかない。




社長の奥様は

「でも、タクシーで伊東までなんて行ったら
3万円以上かかるわよ。
道が渋滞していたら4万円位かかるかも・・・。
もう少し近場で何とかならないかしらね〜。
ホントにこんな時にお誘いしてしまって、ごめんなさい・・・。」

何て謝って下さるの〜。
全然奥様に責任なんてないのにね〜。
ホントに良い方なのよね。


それにしても
帰りは9人だからタクシー2台だと6万円から8万円・・・。
一人8千円位かかるかも知れないって事だったの。

ひぇ〜〜!



しかし、幹事役のKさんはすぐに
「何時までもここにいても仕方が無いし、
タクシーに乗るなら早い方がいいわ。
さぁ、行きましょう。」

と、皆に声をかけ、さっさとタクシー乗り場へ・・・。

ところが
平日の昼間の事だし、タクシーなんて1台も止まっていないじゃないの〜。

どうしよう・・・。




それでも、しっかりものの幹事役のkさん、
そんな時にも慌てず
アチコチ走り回ってタクシーを探したりと
頑張ってくれたんだよね〜。。

すると・・・
さっきまで私の側にいた筈の
こちらもホントに何にでも良く気働きのするMさんが

「皆さん、こっちこっち〜!」
と呼んでいるじゃないの〜。

皆で行ってみると、
何と
10人乗りのタクシーが止まっているじゃないの〜。

何でも、一緒に私達とタクシー乗り場に並んでいた時に
向こうの方にタクシーのようなものから
8人ほど人が降りて来たんだって。

それですぐに飛んで行って、聞いてみると

箱根から団体客を乗せて来て、降ろした処だったんだって。


「ヤッタ〜!
これなら全員一緒に乗れるし、観光気分で
楽しいし、良かった〜!」

という訳で、
大喜びでワイワイと楽しく車中の人に・・・。




その上料金も「貸切料金」という事で
2万円でいいと言う事になったの。

タクシーの方もこんな時間に
10人乗りのタクシーに乗る人なんて、滅多にいないし
空で帰るよりずっと良いものね〜。

それも交渉の末、「小田原」までね〜。

そうすると、電車でも3千円程だから
それより1千円安くタクシーで行けるって訳。

又も
「ヤッター!」
と全員大喜び・・・。

と、ここまでは予期せぬハプニングは有ったものの
まぁ、良かった訳よ〜。

それが・・・。



私自身もついうっかりしていたんだけど
私って車に酔うのよ〜。

何も考えずに一番後ろの席に座ったのもマズかったしね〜。

それよか
前夜、ほれ〜・・・

つい、美味しいお料理を沢山食べて
ついでに、その〜・・・。

おビールを多分500ミリ缶で二本近く飲んだのね。

でもって「ワイン」でしょう。

それから「日本酒」までグイグイ行っちゃった訳よ〜。

      


その上、寝不足で、体調がイマイチだったのね。

なもんで、暫く乗っていたら
段々胸がムカムカして来たのよ。

窓を開けさせて貰ったり
席を前の方に移して貰って、何とか「熱海」までは持ったの。

途中、お手洗いに止めて貰ったり
薬局で「酔い止め」のお薬も飲んりしたのだけど・・・。

やっぱり・・・ムカムカ・・・。

熱海からは殆ど道が真っ直ぐだと聞いていたのに
熱海に入ると、何故か
大きくカーブしながら山の方にどんどん登って行くじゃないの〜。

「ど・・・何処に行くのよ〜。
ああ、もう・・・ダメかも知れない・・・。」


何でもこの「熱海」の山の上の
「老人ケアホーム」にいらっしゃるお母様に会いに行く方を
寄り道をして送って行く・・・という事になっていたんだって・・・。

私は、何とか楽しい事を考えて気を紛らわせようと
必死にシャンディやブランディの事を思い出したりしていたから

車内での話は全然聞いてなかったのね。




で・・・
このホームからの坂道をクネクネと降りて来た時
ついに・・・。

「オェ〜〜〜〜!ゲェ〜〜〜!」
「グェ〜〜〜ッ」

と、吐いてしまったんだわさ〜。


幸い、側にいた方が、
事前にビニール袋にティッシュを敷いたものを用意してくれていたので
助かった〜!

それにしても
皆さんもそれ程広くもない車内で、
吐き続ける私を見るのも聞くのも、ホントに気分が悪かったと思うのだけど

「大丈夫?吐いてしまったから少し楽になるわね。」

な〜んて、優しいよね。
涙出る〜っ。



それから「小田原」までの30分の長かったこと・・・。

運転手さんに数分おきに
「あと、何分?」
と聞いていたような気がするわ〜。


ようやく「小田原」に着いた時、
どんなにほっとしたか分る〜?




そんなこんなで
やっと自宅近くの駅に辿りついたのだけど

駅からは大分有るので、仕方なく又もタクシーに・・・。

もう、やっとの思いで家に辿り着いたって訳なのよ〜。





な訳で・・・

掲示板で皆さんが
「今回は何もハプニングは無かったの?」

なんて聞くものだから

「それが大有りのコンコンチキだったのよ。」
とか
「とんでもないハプニングが実は有ったのよ〜。」

なんて、私が書いたものだから

又私が何か面白い失敗を仕出かしたのではないか・・・。
と、皆さんすっかり期待しちゃったみたいで

読み終わって

「何だ〜、こんな話だったのか。」
とガッカリされそうだわ〜。

でもね

私に取ってはホントに大変なハプニングだったのよ〜。





今回の「河津桜」は、お花も丁度見頃で素晴らしかったし
それなりに綺麗な写真も撮れたしで
私にとっては、とんだハプニングは有ったものの
楽しい旅でした。


それにしても
並木道に沿っての露天お土産やさんの多いこと・・・
桜の木の本数よりも多いんじゃないの〜?

それが又、ついつい覗きたくなっちゃうのよね〜。

な訳で、ご一緒した皆さん・・・

川津桜」より、お土産やさんばかり見て歩いていたみたいで、
随分色々とお土産を買いこんでいたよ〜〜。

でも、私は
川津」では殆ど何も「買わず」に帰ったんだわさ。
アハアハ・・・。^_^;

これで皆さんも、取敢えず
今回のハプニングについては分った事だし・・・

やっと
オチ付いた〜?