「大阪・神戸」

〜シャンママ、はなこっちの珍道中〜

ー大阪篇ー




大阪での宿泊は「ホテル日航」だったの。

「ターボの母」さんと
私の部屋で午後4時に会う約束になっていたので
はなちゃんと午後2時にチェックイン・・・。




(部屋からは「大丸デパート」などが一望です)


はなちゃんのお部屋は一部屋置いて次の並びでした。

荷物を整理して、私の部屋で二人で「ターボ母さん」を待ってたの。

「どんな方かしらね〜。」
なんてワクワクドキドキしながらね〜。
まもなく・・・
「トントン・・・」

すぐにドアを開けると

「こんにちは〜。初めまして!」
と明るい声がお部屋に響きました。

胸には綺麗なラインストーンが一杯ついた白のTシャツに
白の7分丈のコットンパンツ・・・・。
足には可愛いサンダルという夏らしいいでたちで
ターボ母さんが立っていました。


私とはなちゃんは小柄な方なんだけど、
「母」さんは
背が高くて、とっても明るくてチャーミング・・・って印象だったの。

大阪弁でポンポンしゃべって楽しいの。

お互いに自己紹介が終わった、その時・・・
私の携帯電話に呼び出し音楽が・・・。
それは
明日会う事になっている「ももママ」さんからでした。

「シャンママ〜?
今大阪に着いたのね、無事着いて良かったわ〜。
でも、やっぱりシャンママとはなちゃんは“
晴れ女”やね〜。
梅雨だというのに毎日ええお天気や〜。

ただね、あんまり毎日ええ天気も困るんよ〜。
“蛍”はね、湿った天気の方が良く飛ぶねん・・・。
こう良いお天気が続くとどうかな〜・・・。
って、パパっちが心配してますねんよ。
ちょっとは降って欲しいんやけどな〜。」

「そうなの?
大丈夫、ちゃんと
今夜あたり、寝ている間に一雨来る事になってるから・・・
アハハ、まぁ任しとき〜」

なんて話して電話を切ったんだよね〜。

↑の会話のとこ、ちゃんと覚えといてね〜。
(^^)v





こうして「ターボの母」さんともすっかり話が弾んで
あんまり楽しいので
「お夕食の時間まで出掛けないでここでしゃべっていようか〜。」
なんて話してた位なの。


でもターボ母さんが
「せっかく大阪に来られたんやし、良かったら
やっぱりちょっとだけでも歩いてみませんか?」
と言ってくれて、大阪の街に出てみる事にしました。


そそっ、その前にここでも「お土産交換」が有ったんだよ〜。
別に決めた訳でも無いのに、
それぞれが思い思いのプレゼントを用意していたんだよね〜。

ターボの母さんからは「バニラ入りコーヒー」を頂いたの。
私、これ大好き!

でもね、これ日本で買うと高いの〜。
普通のコーヒーの二倍位するんだよね。
私もアメリカに主人が出張の時などに、大量に買ってきて貰うのだけど
丁度無くなったところだったから、メチャ嬉しい!

好みが一緒・・・っていうのも嬉しいよね〜。



ホテルから歩いて程なく「道頓堀」に着いたの。

良く歌謡曲にも出てくる有名な川なのに
これがホントに汚いのね〜。

タイガースが優勝したりすると、
必ずこの川に何人かが飛び込むのをテレビで見るのだけど
こんなにまで汚いとは思わなかったわ。
(>_<)

ターボ母さんの話によると
この川の水の1メートル程下からは「ヘドロ」が体積していて
落ちた人がそのままヘドロにつかまり
死亡する事故が去年有ったんですって。



そうそう・・・。
これも「母」さんから聞いたんだけど・・・

今から18年前に「阪神タイガース」が優勝したときにね
興奮したファンが
ケンタッキーフライドチキンの「カーネルサンダース」の置物を
この道頓堀川に投げ込んだんだって・・・。

お店も困って何とか必死に探し出そうとしたらしいのだけど
結局ヘドロでどうにもならず、ついに探すのを諦めたんだって。

それ以来、「阪神タイガース」の成績も沈みっぱなし・・・。

巷では「“カーネル・サンダースの怨霊に取り憑かれた”」
と、まことしやかに言われていたんだって。

その「阪神タイガース」も去年は優勝。
やっと17回忌で怨霊から解き放されたらしいよ〜。
ブブッ。

それにしても
「カーネルサンダース」だって、
こんな汚い「道頓堀川」のヘドロの中に埋もれたままじゃ
取り憑きたくもなるで〜。
ホントにこれじゃあ浮かばれないやね〜。

って・・・未だに沈んだままらしい。
(>_<)



さて
街は平日にも拘わらずとても賑わっていました。

そしてママが
「ここのラーメンは美味しい・・・。」
とか
「ここは良くテレビでも紹介されるお店なのよ〜。」

とか教えてくれたんだけど、
ホントにどのお店も美味しそう・・・。


「たこ焼き」も一度でいいから美味しいのを食べてみたい・・・。
って言ったら

「じゃあ、夕食前だけど、ここのは美味しいから買って食べましょう。」
と言ってくれて・・・。


      


      
                                                           (ターボママ、シャンママ、チラ〜)

1人前だけ買って三人で
「道頓堀」の橋の上で立ち食いしたのよ。(^^)

ホントに美味しかったわ〜。
「こんなに美味しいたこ焼きは初めて!」

と、はなちゃんと感激して食べたのよ〜。


    


「法善寺横町」
長さ80メートル、幅3メートルの2本の露地が東西に延びた法善寺横丁には
約60軒の店が並んでいる。。


歌にも良く出てくるのがここなのね〜。

真ん中の写真の右側には「水かけ不動」さんがあってね、
皆がお水をかけて願かけするので
すっかり苔むしているんだよ〜。


更に右側には、「夫婦善哉」と言う善哉やさんが有るの。
織田作之助の原作の映画にもなった同名の小説にこのお店が登場して、
更に有名になったんだって・・・。

ちょっと食べてみたい気もしたんだけど、
すぐに美味しいディナーが待ってるから我慢したんだよね〜。



丁度時間も約束の7時頃だったので
待望の「ハモ料理」を食べに行く事にしました。

お店はここから歩いて10分ほどの
右上の写真のような路地を10分ほど歩いて行った所に有りました。

お店は
「季節料理 中野」といって
10人程のカウンター席、そして2つのテーブル席という
とっても家庭的でこじんまりしたお店でした。

お店ではター君とパパさんが先に来て待っていてくれたんだよ〜。

「今晩は〜。」
と、「ターボの母」さんがお店のドアを開けると
二人は入り口近くのカウンターに並んで座っていました。


まずは自己紹介などしたのだけど・・・・。
「母」さんのHPでター君の写真は見ていたけれど
まったくそのまんまでした。(^^)v

「写真撮っていい〜?」
と言ったら・・・。





この通り・・・とってもひょうきんで可愛かったのよ〜。

テーブル席が4人掛けだったのと
多分パパさんが女同士でお話させて上げようと思ったのね。
暫くの間は
ター君と二人でカウンターでじゃれ合いながら
楽しそうに食べてたのよ。
ホントに仲良しの父と子って感じでね〜。

途中からパパさんもお話に参加してくれたんだけど


「ヨン様〜、愛してる〜?」
「ん?はいはい・・・。」

「はいはい・・じゃないの。
ちゃんと愛してるって言ってみ〜。」

「はい、愛してます。
ボクは君がいないと生きてはいけません。」

「それでよろし・・・アハハ。」

ってな調子で、「冬ソナ」ごっこが始まるのよ〜。
見ていてホントに楽しいご夫婦でした。


そしてそして・・・。
すぐに美味しそうなお料理が次々に運ばれました。


   


    


どれも最高に美味しかった!!!

とにかく新鮮でプリプリコリコリしているの。
こんなに美味しいタコも初めて食べたわ。

この「塩辛」も・・・旨い!

ビールだって、すすむすすむ〜。



あ、この日はね、パパさんはお車だという事で
女3人だけでガンガン飲んじゃった・・・。

ターボのパパさん、その節はごめんなさいね〜。


さてさて・・・

いよいよ、待望の「ハモ料理」です。

この「ハモ」ってね、
私は今まで一度も食べた記憶が無かったのだけど

去年の同じ時期に「母」さんのHPに
このお店の「ハモ料理」の写真が貼られたのね。
それが美味しそうで、忘れられなかったのよ〜。

「一度でいいから食べてみたい!」
ってず〜っと思ってたのよね。

その念願がやっと叶ったって訳・・・。
だから感慨もひとしお〜。


(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-

これだよ、これ〜!

どうよ〜。


  


母さんはせっせと気を遣ってくれて

「ホラ、もう食べれるよ、シャンママ、食べて・・・。
はい、はなちゃんも・・・。」

ホントにHPを見てていつも思ってたけど
「気配り」の人なんだよね〜。

ほとほと・・感心、そして感謝感謝・・・。

「頂きま〜す!」


私もはなこさんも「
ハモ」なんて初めて・・・。

「お・・・美味しい!!!」

思わず二人で
ハモっちゃった〜!
┗(^▽^)(^▽^)┛イエイ!イエイ!

まだ有るんだよ〜。



     


左上は「さえずり」と言って「鯨の舌」なんだって・・・。
ベーコンみたいに脂が乗ってて・・・うま〜い!
(^^)v

右上の「ハモ」はね、こうしてわさびとお醤油も美味しかったのだけど
何と言っても「梅肉ソース」がさっぱりしていて、最高に美味しかったの。


でもって・・・・。
何と!

フグ」の白子焼きまで・・・・。
もうもう・・・美味しかったのよ〜、これがぁ。

ムチムチしていてふんわり甘くて、ネトッとした所がたまらないよ〜。
これ、大好きなの〜。





これが、あんまり美味しかったので、
東京に帰ってから
momo de kaiさんの掲示板にこの写真を貼ったの〜。

そしたら・・・

「あっ、この白子ですが、小生は以前、
外国人にこれを説明する事がうまく出来なくて、ギョッとされてしまいましたが
英語でこれは何と説明したら良いのか教えて下さい。」


とレスが入ってたの。

ん?
「白子」ってそもそも何〜?

英語で説明どころか、日本語でだって説明出来ないじゃないの・・・。

何となく「メス」には卵が入っていて
「オス」の魚には「白子」・・・・って漠然と思ってただけなんだもの。

そこで、手元に有った辞書で調べたら・・・

何と!

白子・・・魚の精液がオスの体内で乳白色に固まったもの。

だって〜!

ギョエ〜〜〜〜!
そ、そうだったの〜?

これじゃあ、確かに外国人に直訳は出来ないわな〜・・・。

私も、これを知ったからにはもう・・・

「白子食べるの大好き!」

なんて、大きな声では言いにくいよ〜。




それからね〜、まだ有るんだよ〜。


      


この右の和菓子はね、
「ターボ母」さんが
「とっても美味しいから是非お二人に食べて頂きたいと思って・・・」

とわざわざ買って持ってきて下さったものなの。

お店にもお願いしてデザートとして出して下さったの。
中には見た目と同じ果物がそれぞれ入ってて
どれもすっごく美味しかったの。

皆でちょっとずつ味見しちゃった〜。

そしてね、この時にも
ちゃんとお店のオーナーさんにも一箱忘れずに手渡ししていたよ〜。
この心配り・・・さすがよね〜。




それから、
家族全員で私とはなちゃんをホテルまで送ってくれたの。

ホテルのカフェでお茶(おちゃけ)して別れたのだけど

この後が又大変だったの〜。




はなちゃんとそれぞれの部屋に戻り
ゆっくりお風呂に入って・・・・

「寝る前にちょっと本でも読みましょう・・・。」
と思ってメガネを探したら・・・・

無い!
無いのよ〜。

「ど・・・どうしよう・・・」

荷物を全部探したんだけど、無いの。

慌てて一部屋置いた次のはなちゃんの部屋へ・・・。

トントン・・・。

「私〜、ちょっといい〜?」

はなちゃんも丁度お風呂上りだったんだけど

「あのね〜、今本を読もうと思ったら、メガネが無いのよ〜。
あの「ハモ」のお店か、ホテルのカフェに置き忘れたのかしら・・・
どうしよう・・・。」

「えっ?良く探しましたか?
それよりシャンママさん、それ寝巻きじゃないんですか?
それに裸足だし・・・。(^^)
とにかく、落ち着いて下さい、今一緒にお部屋に行きますから・・・。」

あくまでも冷静なはなちゃん・・・。

すぐに一緒に私の部屋に来てくれて・・・

「シャンママさん、落ち着いてもう一回、
とに角荷物の中を探しましょう。」

今日持ち歩いていた黒い手提げバッグの中を
もう一度点検・・・。

「有った〜!」

はなちゃん、ひっくり返って大笑い!
暫く二人で大笑いだったんだよ〜。

ああ〜、又やっちゃったよ〜。
(>_<)


お詫びに冷蔵庫から缶ビールを出して乾杯したんだけど
二人とも暫く笑いが止まらなかったんだ〜。



えっ?
シャンママは39歳なのに何でメガネが必要なんだ・・・って〜?

いや・・・そのぅ・・・・
私って、昔視力が2.0だったのよ〜。
ホントだってば〜。

でね〜、そういう人はちょっと遠くなるのが早いんだって・・・。
なので〜
小さい活字だと「
メガネ」がねえと目がねぇも同然なんだわさ〜。
アハアハ・・・。^_^;



そんなこんなで、いよいよ明日は「蛍」を見に
ももママさんの所に向かいま〜す!


つづく・・・。