パリ・ロンドン旅行


〜その1〜





いつも、何故か旅に出ると「ハプニング」が漏れなく付いてくるこの私だけど

今回は、そもそもこの旅の始まりからして「大ハプニング」だったのよね。

7月下旬から米国の本社に出張していたシャンパパが
家に帰るなり、こう言ったんだもの〜。


「〇っちゃん、パリに住む気有る〜?」

「えっ?パリ〜?
無いわよ、無い!
旅行で行くのは良いけど、住むなら日本が一番よ。
どうして〜?」


話を聞くと、本社で相当誉めそやされ
出来れば「パリ」を拠点にヨーロッパの方を担当して欲しい
と、言われたんだって。

それも出来るだけ早く・・・。

うっそ〜!

( ̄□ ̄;)ガーン


「だって・・・だって
貴方も私もフランス語なんて全く出来ないし
一体、どうやって暮らせるって言うの〜?」


もう「寝耳に水」の「晴天の霹靂」の・・・
驚いたなんてもんじゃ無かったわ。

でもね、

仕事は殆ど英語だし、それぞれの国に現地のスタッフが揃っていて
言葉の問題は仕事上は無いんだって・・・。

それにしても
私は外国に住んだ事なんて無いし

今更「パリ」なんて・・・一体どうするの〜?

以前ドイツに何年か住んでいて
ドイツ語と英語はかなり出来るYちゃんに電話で相談したら

「う〜ん、私も他の国なら何とか暮らせるけど
フランスだけはダメだわ。

前にフランスの田舎に行った時には、全くフランス語しか通じなくて
メニューを見てもさっぱり分らないし
ホントに参ったわ。

まぁ、頑張ってね〜。」

だって・・・。
(-.-)



でも

シャンパパはかなり乗り気な様子・・・。


渋る私の事を、シャンパパは本社の方に翌日そう話したみたい。

すると

「それなら是非、奥さんと一緒に一度パリに行ってみて来て下さい。
それで良かったら、話を進めましょう。」

と、なった訳・・・。




世界中に支店の有るこの会社の事・・・。
世界のアチコチに社員の転勤は有るのだけど

やはり、それぞれ文化の違いや言葉の違いで
本人はとも角、奥さんが根を上げて

結局、会社を辞めてしまうという事が、まま有るらしいの。

日本人なら、転勤は当り前、
世界の何処だろうが「辞令書」一枚で飛んで行くのが当然で

家族に問題が有れば「単身赴任」・・・となる訳だけど
そこは欧米人、考え方が全く違うのよね。

仕事はあくまでも生活の手段
家族の幸せが一番なんだよね〜。

だから、仕事の為に家族が離れて暮らすなんて考えてもいないし

会社としても
大切な人材は失いたくない。

という訳で
何とか奥さんも同意の上、転勤して欲しい・・・と、なったみたい。





しかし・・・

問題は他にも有るのよ。


丁度その頃には
既に蓼科の別荘建築は全て決まっていて

8月20日には、いよいよ工事の着工という事になっていたのよね。
インテリアの相談までしていたとこだったんだよ〜。

でもって

既にタッチの差で木の伐採も始まってしまっていたんだわさ〜。


慌てて業者さんに電話したらば

「はい、順調に伐採は進んでいて
後2日ほどで後片付けも終わります。」

って言うじゃないの〜。

「遅かりし〜!」

既にあらかたぶった切られてしまった木を、今更どうするの〜?

その数「67本」だって・・・。
(;´д`)トホホ

「今は工事現場のようになってますが・・・。」
だってよ!




仕方なく、まずは工事を取り敢えず木の伐採のみでストップして貰い、

8月26日〜9月3日まで

「パリ・ロンドン」への旅となったのでございます。


さて、この先、一体どうなるのでしょうか・・・。





そして当日・・・





こんなに心配そうに私たちを見上げるシャンディとブランディを
後ろ髪を引かれる思いでマイケルママに託し

機上の人となったので有りました。





約12時間後の夕方

「シャルル・ドゴール空港」に無事に到着です。


パリには30年近く前、そして5年前に行ったのだけど

久しぶりに見る空港は
「こんなに古かったっけ〜?」

という印象・・・。

ヘンね〜。
以前は空港なんて全く気にもしなかったのに
しっかり回りを観察している私・・・。

やっぱり観光で見る光景と、ひょっとして住むことになるかもしれない国では
既に見る目まですっかり変っている自分に気が付いたのでした。


そしてホテルに到着です。


ホテルは割りとこじんまりしていたけど、ロケーションは抜群!

オペラ座の近くで
シャンパパのオフィスまで徒歩5分。

そして何と言っても
お買物にとっても便利なの〜。

「プランタンパリ」までだって徒歩7分ほどだし

ルーブル美術館までも歩いて行けるんだよね〜。


でも、この日はさすがに疲れていたので、近所の街並みをシャンパパとお散歩し、
近くのカフェで軽い夕食を取り、
すぐにホテルに帰って寝ちゃったわ。





で、翌朝は早速パリの街並みを歩いてみる事にしたの。


でも、折角歩くなら・・・と

「サクレ・クール寺院」まで行ってみる事にしました。


その道すがら

美味しそうなお店がずらりと並んでいたよ〜。


    


    


    


    


    


どれも美味しそうでしょ?

2番目のお肉なんて、オーブンで焼くだけで
メチャ美味しそうじゃないの〜!

チーズの種類も多いの〜。

ほんで、デザートも幾つか買って食べたけど
美味し過ぎ〜!

で、最後の「チキン」よ。
これとポテトも買ってホテルで食べたんだけど

チキンはお肉がジューシーでお味もバッチリ!
そしてポテトも、あっつあつのホクホクで・・・
これだけで
「住んでも良いかも〜。」

なんて、思っちゃったわ〜。


これがその「ランチ」よん。
ワインショップで買った、お勧めの赤ワインも美味しかった〜♪

さすがにフランスね。

1本約「2,500円」ほどでした。






そして、「サクレ・クール寺院」までの道の途中に
駐車していた車です。
事故ってるんじゃないよ〜。
(≧∇≦)





"く(""0"")>Oh! なんてこった!!"

これで、どうやって出るんだよ〜。
後ろも全く同じ!

で、呆れて見ていると、丁度近くの車が出るとこだったのよ。

思わず立ち止まって、お手並み拝見。
まぁ、上手に前後の車をブツけながらどかして出て行ったわよ。

でもね〜
どう考えても出られそうに無い車も、中には有ったで〜。

あれって、一体どうするの〜?
\(◎o◎)/!

しっかし、
当り前ってば当り前だけど、まぁ、どの車も前後が傷だらけ!

とても私にはパリの街中を運転どころか、駐車なんて出来ないよ〜。


戦車を買って貰うっきゃ無いかも〜。


って訳で・・・・続く。


      

*BGMは「benchtime midi 」さんからお借りしています。